★今月の1枚(2023年3月号)~春の恵み~
桜が開花し、やっと鎌倉の山々も春らしい景色になりました。お花見を兼ねて裏山のピクニックで採ったタラの芽、夕飯のおかずの1品(天ぷら)になりました。ここでタラの芽に関する雑学を1つ。山に自生しているタラの木をいろいろ見てると、2つのパターンがあるのが分かります。一方は全身トゲまみれのもの、そしてもう一方はトゲが少なく丸々しているものです。前者は「オダラ」といい、食感はトゲトゲしいけど香りが強く味が濃いのが特徴。後者は「メダラ」といい、肉厚で食感は良いですが、オダラと比べると味も香りも薄いのが特徴です。これらは雌雄関係でもなければ、異なる種類でもありません。自然界でたまたまトゲの少ないタラが突然変異で現れたものだと思われます(因みに養殖のタラ芽はメダラの方が利用されています)。タラの芽は成長が早く、もしこの状態から2~3日放ったままにしておくと、すぐに伸びきって「食べ頃」を逃してしまうでしょう。
さてここでクイズです。この1枚の写真は「オダラ」「メダラ」のどちらでしょうか。答えは、当サイト「鎌倉自然素材館」のギャラリーを参照ください。