★今月の1枚(2024年11月号)~相模湾にボーンフィッシュ現る~
- 2024/11/01 20:39
- カテゴリー:日記
これは「ソトイワシ」といいます。全長83センチ(尾又長75センチ)4.7キログラムの大物です。海外では「ボーンフィッシュ」という名で親しまれ、南国(赤道直下エリア)ではゲームフィッシングでは非常に人気のあるターゲットです。ハリに掛けた時のスピード感あふれる直線的な突進力はすさまじく「サーフの弾丸ライナー」ともよばれ、多くの釣人を魅了してきました。ただ南方系の魚であるゆえ、まさか相模湾の定置網にかかるなんてビックリです。漁業者に話を聞くと、2023年頃から希に(年に1~2度)に水揚げされるようになったと言っておりました。もちろんスポット的な漁獲ではありますが、温暖化の影響で魚の生息域も変わってきているのでしょう(2024年10月16日撮影)。
では、お待ちかねの食レポです。
ソトイワシは、身は非常に水っぽく柔らかいのが特徴。生で食してみると、その食感にビックリします。この「フワトロ感」は、他の魚では例えようがなくソトイワシ独特のものと思われます(味はそこそこ美味しい)。そして全身に長い小骨が入り組んでおり(これがボーンフィッシュの由来)、小骨を抜くと原型を留めずバラバラになってしまいます。そのため刺身は不向き。スプーンを使って、身をそぎ落とし、練りモノ料理などに展開すると美味しく頂けます。
私が作ったボーンフィッシュ(ソトイワシ)料理は、当サイト「神奈川釣魚料理館(13ページ)」に載せておりますので、もし料理でお困りの方は、是非ご参考ください。