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フィッシュナビのブログでは、私と出会う魚や生物、そして鎌倉の身近な自然と季節を日常生活に交えて記事にしております。
普段そこにいる誰もが目にする光景ながらも、(当たり前すぎて)見過ごしがちな素朴なネタを見つけ、そこに秘めた魅力を浮き彫りにしていきたいと思います。自然や魚が相手なので記事の更新は気まぐれ!でもコツコツ地道に発信していきますので、読んでくださった皆様にとって何らかの情報になれば幸いです(月に1回/毎月1日に更新します!)。
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カテゴリー「芦ノ湖」の検索結果は以下のとおりです。

★今月の1枚(2024年6月号)~食い意地の賜物~

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私の「お家芸」になりつつある芦ノ湖のマス釣り。特に4月~6月頃はシーズン最盛期で、八鳥家の食卓には(いつも)マス料理で彩られます。しかし、あまりにもマス料理が続くと、さすがの家族も飽きてしまうので、シーズン通して美味しく食べ続けてもらえるよう、手をかえ品をかえ、様々な料理を考えている日々です。そのおかげで、魚料理のレパートリーが少し増えた気がします。まさに「食い意地の賜物」といったところでしょうか。

また、これは釣果とは直接関係しませんが、芦ノ湖の特性を生かして、もう一つの楽しみ方もあります。
芦ノ湖は標高723mに位置する山上湖で、季節の流れは都心よりも2~3週間ほど遅れて訪れます。
そのため、平地では3月末頃に咲く桜も、芦ノ湖周辺では4月中旬に開花し、新緑もGWぐらいからやっと色づきはじめます。
桜の便りは、標高の低い小田原から始まり、湯本(標高100m)、塔ノ沢(標高150m)、大平台(標高330m)、宮ノ下(標高430m)、強羅(標高550m)そして芦ノ湖(標高723m)へと標高が上がるにつれて桜が追うよう開花するので、この時期に通い続けると2度も3度もお花見を楽しめ、更には、その後を追うように「新緑の便り」も楽しむことができるのです。
「時あたかも春爛漫~、全ての命燃えいずる~、1年で最高の時~」・・この贅沢な情景をアンコール鑑賞できるのです。

私が作ったマス料理は、当サイト「神奈川釣魚料理館(2~4ページ)」に載せておりますので、もしマス料理のレシピでお困りの方は、是非ご参考ください。

★今月の1枚(2023年4月号)~久々の獲物(箱根・芦ノ湖)~

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7年ぶりの芦ノ湖のマス釣り。ブランクはありましたが、まだまだ腕は鈍ってないようです。獲物はすぐに下処理(※)して、キンキンに冷やしてお持ち帰りに。マスのフルコース料理で舌鼓を打ちました。

※)魚の「下処理」について、
私は釣った魚を(食べる為に)キープする主義ですが、無駄には捕らない(釣らない)主義でもあります。そしてキープするからには、苦痛の減らすために素早く〆てあげるのが鉄則で、かつ美味しく食べるためには早急に下処理をしてあげることが不可欠です(現場処理が理想です)。私の場合、まずエラ・内臓・血合いを取除き、そして可能な限り血抜きをしてあげます。最後に全体をキレイに洗って、タオルで水気を十分に拭き取り、後はキンキンに冷えたクーラーボックスに投入すれば完璧です(魚に水分が直接触れないよう、氷と分けましょう)。これをするか否かで、味だけでなく保存日数にも大きな差がでるでしょう。

★芦ノ湖の釣り★ 自然の教え 

  • 2016/05/16 18:33
  • カテゴリー:芦ノ湖

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私にとって “箱根・芦ノ湖のマス釣り” は、私が長年続けている年間行事のひとつであります。
ただ私は箱根に住んでいるわけではないので、常に状況を直に確かめることはできませんが、身近な “自然の教え” をもとに釣りのスケジュールを組立てます。例えば、ウチの近くにある桑の木がその 一つ、いわば私にとって情報屋なようなものです。

1)桑の花が咲く頃、シーズン開始。2)青い実をつける頃、シーズン本番。3)実が熟す頃、シーズン終盤。4)実を落す頃、シーズン終了。

・・といった感じに、教えてくれるのです。もちろん、それら双方に直接的な関係はありませんが、間接的には切っても切れない関係なのです。
また農業においても、春に種蒔きするタイミングの一つとして、山の残雪の形を参考にしていることを聞いたことがありますが、この感覚と非常に似ている。

長年この手の釣りをやってて気づくことは、毎年、毎年、春は訪れるのだけれども、同じ春は一度たりとも存在しないということ。その為、前もってプランを組立てる上での必要な情報は、自身の経験則や自然の便りを駆使しております。

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この一連の流れは、たった1か月内の出来事ですが、ただ今年の芦ノ湖の状況は1週間ぐらい早い気がしました。例年ですとまだ行かない時期ですが、今回は “トライアル釣行” と称し、慣れない4月の芦ノ湖に足を運ぶことにしました。この時期ここ箱根での気温は数℃~15℃と寒暖の差が激しく、標高723メートルに位置する芦ノ湖付近では、ちょうどサクラが満開でした。

さて、4月の芦ノ湖を一言でいうと「時期的にはベストシーズンながらも意外に難しい」に尽きます。湖沼学観点でいうと、ターンオーバー(春の外気温が湖水と同じぐらいになり季節風で湖の表層~低層までの水が撹拌される現象/水の性質より)でマスの適水温は広範囲となり、かつ餌となるワカサギも接岸したり沖にいたりでマスが分散しポイントが全く絞れないのです。特に、私のように岸から狙う釣りの場合は、その場でジッと待ち続けるいわば受身的な釣り方なので、その良し悪しが顕著に表れます。大抵はボウズを食らいますが、今日に限ってはいつもと違うようです。

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午前中は無風で全く魚の気配なし!仕掛けを投げても、投げても全く反応がなく、もう梨の礫(なしのつぶて)状態でした。ところが、昼頃になると良い南西風が吹き状況は好転!突如、竿を曲げたのは普段なかなかお目にかかれない野生化した大型ブラウントラウトでした。風で湖面が荒れたのでブラウンも警戒心を解き、浅場にまでワカサギを探しに来たのでしょう。

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今日はお花見しながらノンビリ釣りでも、という気持ちでしたのでビックリです。もちろん「釣った」ものではなく「釣れた」ものですが、長年やっているのでたまには予期せぬことがあってもいいのかなと。
なぜか本気で挑むよりも、良い結果になってしまったのは微妙な気持ちですが、そこは結果オーライとしときましょ。普段は、大き過ぎる見栄っ張りなクーラーボックスも、今日に限っては大活躍でした。

芦ノ湖 イワナ撮影会(2015年晩秋)PART2 *産卵編*

  • 2015/12/13 17:19
  • カテゴリー:芦ノ湖

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芦ノ湖/箱根町の明神川へイワナ撮影(第2弾)。
晩秋~初冬のイワナ撮影は、寒さとの戦いになります。この時期は箱根山から吹き降ろす寒風に晒されますので、撮影の際には完全防寒装で挑んでください(8時AM/気温は3℃)。

※)撮影場所は、箱根新道(芦ノ湖出口)をおりて国道一号線にぶつかる付近です(上記画像参照)

さて、今日のお題は「ペアリング」です。
まずはペアとなっているイワナ探しから始まります。明神川の最上流(魚止め)あたりが良さげです。

■画像(左上):上流部にて大きな♂イワナを発見。ここを撮影ポイントに決定!
■画像(右上):もう♂は♀にピッタリです(カップル成立)。
■画像(左下):他の♂イワナが近づこうなら本気で追払われます。
■画像(右下):ゴ~ルインッ!タイトルのごとく(産卵放精)。

どうやら双方に阿吽のタイミングがあるようです。♂は後ろから一瞬で♀に接近し寄り添った瞬間、身を震わせながら産卵と放精をします(雄が身震いして一瞬水が濁るのできっとそうであろうと推測)。その行動はたった数秒程ですが、それを何度も繰返しておりました。

くどいようですが、ここは釣ってはいけない場所、釣ってはいけない時期なので「見~て~る~だ~け~」ですからね。間違っても竿を出してはなりません。しかし来シーズンに解禁なったら私も釣師としてここ芦ノ湖に再訪しますので、その時はまた遊びましょう。
その1週間後…、もうここにはイワナ達の姿はなく平穏な明神川になっておりました。産卵という大仕事を終え、湖に帰っていったのでしょう(お疲れ様でした)。
辺りの木々は殆ど落葉し、芦ノ湖周辺はすっかり冬景色。ここは箱根駅伝(往路)第5区のゴール付近、数週間後は駅伝で大賑わいになっている事でしょう…。

芦ノ湖 イワナ撮影会(2015年晩秋)PART1 *イワナの舞*

  • 2015/12/05 16:26
  • カテゴリー:芦ノ湖

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芦ノ湖に注ぐ明神川(箱根町)は一見ただの小川なのですが、秋~冬にかけて産卵の為に湖から遡上するマスを観察する事ができます(運がよければ)。簡単ではありますが見どころを紹介(11時AM/気温7℃/北風)。

■画像(左上):スタート地点は河口(漁協前)から。
■画像(右上):大ブラウン(♂)をイワナが囲っている様子。
■画像(左中):婚姻色の出た♂イワナは体色が黄色みがかりヒレが黒くなる。
■画像(右中):執拗なアタックの甲斐もありカップル成立か?
■画像(左下):明神川の魚止め(魚が遡れる最上流)。
■画像(右下):イワナは50cm級だが、ブラウンがあまりにも大きすぎて小さく見えてしまう。

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勿論、ここは保護区域(釣禁止の場所)なので「見~て~る~だ~け~」です。でも眺めるだけでもかなり面白く見どころ満載です。

★芦ノ湖の釣り★ 初夏のイワナ釣り(接客フィッシング)

  • 2015/06/25 16:11
  • カテゴリー:芦ノ湖

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箱根の山間部でも緑が濃くなり、芦ノ湖もワカサギの接岸ピークが過ぎて、あと数日でワカサギがいなくなりそうな気配です。それを知ってか知らぬかイワナ達がそのワカサギを追って岸スレスレにまで探しに来ており、ワカサギを食い漁っている様子を目にする事ができます。
この時期、浅場の水温は17℃を超えており、冷水を好むイワナ達にとってはちょっと辛いであろうが、ワカサギを目の前にそんなのお構いなしなご様子。あの警戒心の強いイワナ、このようにハメを外した姿を見せるのは非常に珍しいです。

岸釣ファンとって、こんな好待遇を受けられるのは一年の中でもほんの一瞬、せいぜい1~2週間程度でしょう。今日は普段からお世話になっている先輩をお連れしての釣行だったので、このような好条件で “おもてなし” する事ができて本当でよかったです。

釣ったイワナはワカサギを飽食しており、身にはシッカリ脂がノっておりました。刺身・塩焼き・山椒味噌漬け・燻製にして美味しく食しました。全体的に言える事ですが、今年2015年はイワナがよく釣れた年でした。

★芦ノ湖の釣り★ 今シーズン最後の一本締め

  • 2014/06/30 12:02
  • カテゴリー:芦ノ湖

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芦ノ湖も梅雨に入りました。
湖面の水温が20度を超え、浅瀬にはモエビがどんどん増えてきました。そうなると高水温を嫌うトラウト達はどんどん深場へ移動してしまい、岸からの狙えるトラウトフィッシングは終盤を迎えます。おそらく今週がそのボーダーラインでしょう。でも気温が低い早朝時は、浅場をウロウロしている個体がいるので、その時はまだまだチャンスあります。
朝4時半に開始、第一投でいきなり掛ってくれた貴重な1本、今シーズン最後の締めくくりにふさわしい、ワカサギを飽食した丸太のようなブラウンでした。ワカサギもモエビもチョットだけお持帰り、夕飯のおかずはこれで決まり!

また、釣った4種のマスを冷燻を作って食べ比べをしました(左からブラウン、サクラマス、ニジマス、そしてコーホ)。脱水、燻、熟成・・・それら行程に1週間ほどかかり、水分が抜けたせいか生身(刺身)の時よりもふた回りぐらい小さく凝縮し、味も濃厚です。
各種トラウトの味の比較はというと、ン~身質や食感は違えど同じ燻製液で味付けして燻しているので風味は同じでした。これも経験であり勉強です。

★芦ノ湖の釣り★ 私のお家芸?(接客フィッシング)

  • 2014/05/26 18:46
  • カテゴリー:芦ノ湖

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フィッシュナビの仕事柄、ソルト、フレッシュ、ルアー、フライ、餌釣り、魚グルメ、魚種や釣のジャンル問わずいろいろな会話が飛び交います。これが私の日常です。ただ、この時期に限ってはトラウトのベストシーズンということで、ソルトの話題よりもトラウト話題が多い感じがします。

私の「お家芸」でもある芦ノ湖のトラウトフィッシング、新緑の中で行う湖でのフィッシングは心が癒され、何よりも私自身が愛してやまない釣りです。
しかし、この楽しい釣りを自分の中だけに留めるのは余りにも勿体ないので、いつの間にか(ベストシーズン限定で)友人やお世話になっている方を招待するようになり、それも10年以上が経ちました。

そして今年の芦ノ湖ゲストは、
私の大先輩である「釣竿工房 “月” の平野さん」に湖のトラウト釣りを楽しんで頂きました。
この時期は日が長く、早朝4時~夕方18時まで=14時間フルタイムでフィッシングをお楽しみ頂けますが、無理にガツガツする必要はなくお客様ペースで自由気ままに楽しんでもらうのが私のスタイルです。
宿泊先は、湖畔にある「いせや」を常宿として利用、最大のメリットは、釣場からたった徒歩30秒という立地条件!お部屋もレイクビューで、貸切り温泉付(小さいですが源泉です)で1泊5,500円というリーゾナブルぶり。

この日は早朝から良型ブラウンが出てくれ、続いてニジマス、コーホ、そして本命サクラマスも見事釣って頂き、午前中だけで4種マスをキャッチする事ができました。

私は食事にもこだわります(むしろ、これがメインです)。
朝食は自家製スモークサーモンのサンドのバイキング(←予め私が下ごしらえします)、夕食は釣ったトラウト料理(釣ったブラウン・ニジマス・コーホ・サクラマスのお造りやムニエル)、ワカサギのカラ揚げなどなど、湖の幸を思う存分にご堪能頂きました。

今回は「2泊3日(3日フィッシング)」プラン。
新緑の中の湖トラウトフィッシング&湖産魚料理のフルコース”如何でしたか。つかの間の休日の中、わざわざお越し頂きありがとうございました。少しでも心が癒され、ご満足頂けたら幸いです。
ではまた来年もお待ちしております!

★芦ノ湖の釣り★ 2度も季節を味わえる山上湖の釣り 

  • 2012/06/30 21:48
  • カテゴリー:芦ノ湖

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芦ノ湖歴20年(本気で通い始めたのはここ10年)、シーズンに応じて人それぞれ相応の狙い方がありますが、わたしは春~初夏にかけての釣りがとっても好きです。
鎌倉の街が新緑が色づく頃、箱根芦ノ湖はまだまだ冬景色。サクラの淡いピンクは山間部を登って徐々に色づかせ、それを後追いする新緑とのコラボを毎週のように楽しむ事ができるからです。標高差による季節の移り変わりを、ここにいれば同時に楽しむ事ができます。
自宅から車で一時間で行ける芦ノ湖、往路は暗いうちに釣場に行くので何も見えませんが、帰りに下山する時に目に映る景色は全ての疲れを吹き飛ばしてくれます。たとえ釣れなくてもこの景色で癒されます。

でも今年はちょっと桜前線が遅れている感じがします。標高723mに位置する芦ノ湖周辺では4月中旬に咲く桜も5月のGWにやっと満開。本来ワカサギが産卵の為に接岸するはずなのにその気配が全くありません。
岸からのキャスティングで狙うのを主とする私からすればその良し悪しを決めるのは(マス達の餌となる)ワカサギの接岸が全て、しかし今年はワカサギの接岸がなくとても苦戦した年でありました。それゆえ釣れたマス1本1本がとても貴重なものになりました。

★芦ノ湖の釣り★ 秋の幸を楽しむ(ヒメマス)

  • 2011/10/03 18:07
  • カテゴリー:芦ノ湖

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芦ノ湖付近の紅葉がピークを過ぎ、風が吹く度に落葉する様子はとても哀愁を感じます。その頃、産卵の為に流込みにヒメマスが寄ってきます。
この時期になると体に赤みを帯び、オスとメスの違いが顕著に表れます。特に雄(♂)は鼻が尖りセッパリになる(背中が盛上がる)のが特徴。夕飯のおかずとして3本だけキープし燻製にして食しました。ヒメマスの卵粒はマスの中でもとても美味で季節限定の食材、秋を感じる一品を堪能する事ができました。

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この時期、もうひとつお薦めなのは、仙石原(湖尻方面)のススキ鑑賞、ここ箱根の有名な景勝地の一つで神奈川県の景観50選にも選ばれております。晩秋の箱根はとても寒いですが、この壮大な景色とモフモフ感がたまりません。ススキ高原維持のため、毎年冬になると山焼きが行われます。

★芦ノ湖の釣り★ シーズン終わりのブラウントラウト釣り(初夏の岸釣り編)

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シーズン中、芦ノ湖に通っていると(同じ場所でウロウロする)居付きのブラウントラウトを何度も目にします。芦ノ湖には “回遊性のブラウン” もいれば、その場に留まる定住性の “居付きブラウン” もいるようです。以前のブログでは前者ブラウンのことを書きましたので、今回は後者ブラウンについて書きたいと思います。

岸からトラウトを狙うベストな時期は、ズバリ、ワカサギが産卵で接岸している時期、つまり春~初夏です。この時は普段お目にかかれない野生化したトラウトがワカサギを追って接岸してくるからです。
ただ野生化したブラウントラウト達はとても賢く、私(釣人)の存在なんて完全に無視!それを狙おうなら、釣糸が水面に触れた波紋だけで警戒心を持ち、切り札である活ワカサギを目の前に泳がせても、もしその泳ぎに違和感があろうなら完全に見極められてしまいます。
それもそのはず、マス達の周りには餌が豊富にあるので、敢えて疑惑持ちの危険な餌に食いつく必要もないのでしょう。いつも同じブラウンがウロウロしているのを目にし、接岸するワカサギを飽食し、見る度に太ってきているのが分かります。いつかきっと・・と思う日々でした。
勿論、この場には私以外に多くの釣人が訪れますが、上記理由でなかなか釣れてくれません。

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それから1か月が経った6月上旬・・・、ワカサギは産卵が終えワカサギの群れは湖から姿を消しておりました。流石にもう遅すぎたかな~と思いましたが、早朝に空腹状態のそのブラウン達が浅場で餌を探しに来ておりそのブラウンの形相は必死そのもの(泳ぎながら眼球がキョロキョロ動いて餌を探している様子が分かる)、そのまま御用となりました。
あんなにも難しかったブラウン釣りでしたが、最後は本当にあっ気なかったです。

マス達にとって大好物なワカサギですが、年魚であるワカサギは産卵を終えると死んでしまい(一時的に)芦ノ湖からワカサギが姿を消す時があります。そのような時はマス達にとって空腹状態が続き、イライラ気味なご様子、捕食行動が次第に大胆になってくるのが分かります。

テクニックや難易度、技量云々というより、湖のサイクルを理解しながらの釣りでした。

★芦ノ湖の釣り★ 野生化した綺麗なニジマスたち

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芦ノ湖のニジマスは成魚放流が主で、サイズは25cm~40cmクラスが多く時には60~70cmぐらいの大型魚も放流される場合もあります。ただ放流から間もない個体は、いずれもヒレが削れて丸くなっているのが特徴です(狭い生簀など、マスの密度が濃い飼育環境下だとヒレが擦れてしまう)。

しかし、中には稚魚からワカサギを飽食し野生化した個体、放流モノが長年生きて野生化する個体もおり、それらは筋肉質でとても美しい魚体をしております。ヒレピン(ヒレがキレイに整い尖った)ニジマスは野生化の証(←本来はこれが通常なのですが…)、身も引きしまって上質です。サイズが良いものは刺身などにしたり、そこからオリーブオイルと塩レモンなどの柑橘類をふりかけると身の甘さと旨みが一層引き立ってとても美味しいです。基本的にはオールマイティーな魚なので何にしても美味しく頂けます。

★究極の魚料理シリーズ★ 釣ったサクラマスで “柿の葉寿司” を作る(箱根芦ノ湖)

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鎌倉では桑の実が色づく頃・・、箱根では山頂まで緑に染まる頃・・、私の芦ノ湖フィッシングが終盤を迎えます。ちょうどこの頃、芦ノ湖ではワカサギ接岸ピークが過ぎた頃で、産卵を終えたワカサギ達は生涯を終え、あと1週間もすれば湖から消滅します。また水温においても、15℃から20℃へ向けて上昇する時期で、トラウトの適水温を超えてしまいます。暑さを嫌うトラウト達はどんどん深場へ移動してしまい、岸からトラウトを狙うのが難しくなるのです。

ただ、この時期のマス達はワカサギをいっぱい食べて体を太らしており、その味は格別の一言に尽きます。この時期のマスの旨さに取りつかれ、毎年この時期に芦ノ湖に通うようになりました。釣れるサクラマスの体格はそれぞれ個体差がありますが、今まで釣った中でもダントツ太っている個体でした。一体このマスの体脂肪率は何%なんだろう?まるでイタマスのような体高です。
記録(きろく)ではなく、記憶(きおく)に残るサクラマス、貴重で美味しいお土産になりました。

こんなサクラマスを使って私はよく “柿の葉寿司” を作ります。
いつ釣れるか分からない希少なサクラマスだけに、いつ釣れてもいいように柿の葉を塩漬けして冷蔵庫で保管しておきます。
サクラマスを手にするまでの道のりは大変ですし、柿の葉寿司を作るのも手間暇がかかり大変です。しかしその味は絶対に裏切らず、今までの全ての苦労を忘れさせてくれます。その旨さが忘れられず、再び芦ノ湖に立つのでした。

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★魚の扱い/下処理★
私は釣った魚を(食べる為に)キープする主義ですが、無駄には取らない(釣らない)主義です。
そしてキープするからには、苦痛の減らす為に素早く〆てあげるのが鉄則で、かつ美味しく食べるためには早急に下処理をしてあげる事が不可欠です(現場処理が理想です)。
下処理には色々な方法がありますが、私の場合、まずエラ・内臓・血合いを取除き、背骨とアバラ骨に沿って血管が走っているので、指の腹でやさしく押して可能な限り血抜きをしてあげます。また背骨の付け根に刃を入れて神経を遮断しておけば簡易的な神経〆にもなります。
最後に全体をキレイに洗って、タオルで水気を十分に拭き取り(腹の中にキッチンペーパーを詰めておくと尚良し)、魚体や身に水分が触れぬよう最大限の努力をしてあげます。後は魚体をビニールに入れてキンキンに冷えたクーラーボックスに投入すれば完璧です。
これをするか?しないか?で保存できる日数にも、味にも大きな差がでます。

★魚の旬とは?★
大衆魚などは魚屋に行けばいつでも買えますが、実はそれぞれの魚には、それぞれの美味しい時期(旬)があります。何をもって旬とするかは「釣り(漁獲)対象」と「食対象」では多少違う点もあると思いますが、食に関して言えば、産卵期は身が痩せてしまうので、産卵の逆のシーズン(産卵から半年~数ヶ月前まで)に脂がノッていて美味しいというのがセオリーです(中には例外な魚もあります)。もし旬を聞かれた場合、私もそれを基本に話をしております。
そのため、ここ芦ノ湖のマスにおいては、一般的には秋に産卵しますので、(味における)旬は春~初夏4月~5月が最も脂がのり美味しいとされます。ヒメマスに関しては、餌である動物ブランクトン(ミジンコ)が大発生する初夏(5月~6月)に体を太らせ、最も美味しくなると言われております。

芦ノ湖のルアー釣り(岸釣り編)

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芦ノ湖マス釣りで活躍しているルアー達(マスの餌となるワカサギに似せたものが多い)。
特に「スプーン」に関しては、これだけ数があっても種類はたった2種類だけに統一されている。
ここでは、10年選手なんてまだまだ新人で、主に20年選手がスタメンとして活躍、中には30年選手(昭和のルアー)も待機してて、いつでも出場できるチャンスを伺かがっている。
もちろん、このルアーは「魚を釣る為のもの」ですが、その前に「私がこのルアーに釣られていた」ことに(今になって)気づいた・・。

さて、
芦ノ湖のトラウトフィッシングにおいて「岸釣りピーク時期は?」と聞かれたら私はこう答えます。
それはズバリ  「春のワカサギ接岸がピークになる頃」  です。
ワカサギは産卵を目的に接岸するのですが、条件が良い時はワカサギが大群を成して泳いでいる姿を目視する事ができます。

このように岸辺にワカサギがいっぱい泳いでいるのを確認できればいいですが、天候や状況により、必ずしもその限りではありません。そのような場合は、沖に出ているボートの状況も併せて確認してみます。ワカサギの接岸数の増加するとボートよりも、岸側での釣果が目立つので、これも一つの指標にするといいでしょう。
実際、この時にボート釣師の方に魚探でチェックしてもらうと、沖で確認できるワカサギの群れは日々どんどん減っているそうで、これはワカサギが岸側に推移してて、マスもそれを追っている事が裏付けられます。

またトラウトは “偏食傾向” がありますので、このワカサギの接岸時期におけるルアーの選択は、やはり「ワカサギ」に限定されます。表層を横泳ぎにフラフラ~とさせたり、逃げ惑う様子を演出したり、瀕死のワカサギを演出するために何かしら工夫する必要がありますが、そうするとマスの反応は格段と良くなります。更に最近のルアーの中には、三日月型に湾曲している左右非対称型のミノーも開発され、竿先をチョンチョンするだけで瀕死のワカサギを演出してくれる優れモノもあります。

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ただルアーに関しては、どれが良い悪いを無理に決めつける必要はなく、ワカサギの様子やその時その時期の状況に応じていれば、あとは皆さんの使い慣れたルアーで(状況に応じたルアー操作と演出ができれば)良いのではないかと思います。
岸からのキャスティングの場合、場所や攻め方が限定されているので、各々の持論や技量度云々を語るよりも、マスにとって良い状況の時にその場に居るか否かが、最大の肝になると思います。

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水温が10℃を超えるとブラックバスも活発になってきます。そして20℃を超えるとブラックバスが主なターゲットになるでしょう。トラウト釣りにおいては、このバスは外道(※)になりますが、時には50センチを超えるランカーバスが掛かることもあります。

※)外道(げどう)とは、
本来狙っている魚に対して、そうでない魚が釣れる事をいいますが、たとえそれが本命以上の嬉しい魚であっても外道は外道となります(どんな釣りにおいても誰もが経験されていると思います)。

★芦ノ湖の釣り★ 春の知らせ(水温の推移)編 

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箱根芦ノ湖にもやっと春がきました。
芦ノ湖は標高723mに位置し、季節の流れは都心よりも2~3週間ほど遅れて来ます。
都心平地では3月末~4月上旬に咲く桜も、芦ノ湖周辺では4月中順~GW前ぐらいに開花し、新緑もGWぐらいからやっと色づいてきます。

桜の便りは、標高の低い小田原から始まり、湯本(標高100m)、塔ノ沢(標高150m)、大平台(標高330m)、宮ノ下(標高430m)、強羅(標高550m)そして芦ノ湖(標高723m)へと標高が上がるにつれて桜が追うよう開花するので、この時期に通い続けると2度も3度もお花見を、そして後を追う新緑も楽しむ事ができます。
これは釣果とは直接関係しませんが、そのような自然の変化を何度も楽しめるのが、“山上湖マス釣り” の魅力かもしれません。

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これは、芦ノ湖に生息しているアカハラ(ウグイ)の産卵です(5月上旬に撮影)。
これも春の知らせの一つで、ブラックバスやトラウト達が移入されるよりも、ずっとずっと昔から芦ノ湖に生息している、いわば日本古来の魚です。
昔の箱根の人達は、このアカハラが騒がしくなるのを見て、春の訪れを知ったそうです。

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そんな楽しいシーズンもさすがに緑が濃くなる5月中旬を過ぎると、湖面や浅場の水温が高くなり水温躍層(※)ができ、高水温を嫌うマスたちは沖の深場へ移動していきます。その為、岸から狙うにはあまりにも厳しい状況になり、私がやっている岸からのマス釣りが終了となります。
それとは逆に、ボートを利用した沖釣り(レイクトローリング、ジギング、ボトムフィッシング)では、トラウトの遊泳層が絞りやすくなりますので、とても有利な釣りができます。

※)水温躍層(すいおんやくそう)とは・・・、
水はおもしろい性質をもっており、それは水の温度によって、水自体の密度(比重)が変わる事です。例えば、お風呂を沸かす時をイメージされると分かりやすいですが、暖かい水は比重が軽くなり上層へ・・、冷たい水は比重が重くなり下層へ・・と分かれ、これらが混じり合わない現象のことを水温躍層いいます(夏の湖ではよく起こる現象)。

これはちょっとした豆知識ですが、
因みに、水が最も比重が高く(重く)なる温度は4℃であって、2番目(3℃と5℃)、3番目(2℃と6℃)、4番目(1℃と7℃)・・・と、一番重い4℃を基準に1℃づつ温度が上がる(もしくは下がる)につれて比重が低く(軽く)なります。
そこで「5番目に軽いのは?」とちょっとイジワルな問題を出すと、(先に述べた法則を見て)皆さん「0℃と8℃!」と答えますが、これはブ~(不正解)です。
「0℃」というのは氷で、これは例外で水の中で一番比重が軽くなります(コップに入れた氷は水面をプカプカ浮いているイメージです)。予備知識として、どこか記憶の片隅に入れて頂ければ幸いです。

シーズン終盤になると、上記理由で魚が岸に寄らなくなり、最終的には全く釣れなくなります。
色々な未練を残し、芦ノ湖釣りの必需品である寝袋やコンロを車から片付ける時が一番淋しいです。そんな空っぽになった車内を見て、「あぁ~本当にシーズンが終了したんだなぁ」と気持ちに区切りがつきます。

★芦ノ湖の釣り★ 私 vs 巨大ニジマス(判定!薄皮一枚で釣人の勝ち)

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長年、芦ノ湖で釣りをやっていると、いろいろな事が起きます。
針に掛った魚において、何をやってもキャッチできる時もあれば、何をやってもキャッチできない時もあります。で今回は珍しく前者でした。
竿を曲げたのは70センチを超える大きなニジマス。何とかタモで取り込み、そこに横たわるマスの口元を見てビックリ! 何と、掛かった針がマスの頬の薄皮一枚で持ち耐えているではありませんか!

針を外そうと、指が触れた瞬間「プツン」っと皮膚が切れて呆気なく外れました。あとになって事の重大さに気づいた瞬間でした。

ニジマスにとっては不幸かもしれませんが、こればかしは致し方ありませんね。釣られる方も必死ですが、釣る方も必死ですから。その後は様々な料理で美味しく頂きました。

ナマズ料理(芦ノ湖産) ~トラウト釣りシーズンの終わりを告げるモエビとナマズ~

  • 2010/06/04 18:28
  • カテゴリー:芦ノ湖

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箱根山間部が青々しもう初夏の陽気。
ワカサギの接岸が終わり、ワカサギの唐揚げにモエビが混ざると、いよいよ(私がやっている)芦ノ湖のトラウト釣りシーズンが終わりになります。
それは水温が15℃を超え20℃近くになるとモエビが大発生、湖岸で身を潜めていたチチブ(ハゼの仲間)も姿を見せ、浅場ではコイやブラックバス、そしてナマズの姿が目立つようになりました。
もともと高水温を嫌うトラウト達は深場に逃げてしまうので、岸からのマス釣りはこれで一旦終了します。

そんなシーズン最後に竿を曲げたのは60センチはありそうな見事な大ナマズでした。
一旦針に掛ると、全身を使って渾身の力で大暴れするのがナマズの特徴。そんなナマズの暴力的な引きに苦戦しながらも、やっとの事でタモに納める事ができました(これはお持帰用でキープ)。

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ナマズの見かけはグロテスクで暗色ですが、捌くとキレイな白身の持ち主で、脂身(あぶらみ)が黄色いのが特徴です。

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このナマズ開きを蒲焼にしてみました(関西風)。ここでいう関西風とは「背開き+焼き」を意味してます(因みに関東風は、背開き→蒸し→焼きの行程になります)

「見かけからして、いかにもウナギに似ているのかな?」とよくご質問受けますが、ズバリ違います。食に関していえば、味も食感も「ウナギとは全く別物」で、味はタンパクで、身質はとてもシッカリ、食感もパサパサ感があります。そして特徴的なのは皮、まるでゴムのように固くなりますので、下処理の際には皮を剥ぎ、「焼き」よりも「揚げ」で調理する方が美味しく頂けます。

★芦ノ湖の釣り★ 人生初!60センチ超えの巨大ブラックバス( 62.5cm/4.64㎏)

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今週から梅雨に入りました。鎌倉では紫陽花(あじさい)がピークを迎え、観光客がどっと押し寄せるので、箱根へ逃げてきました。

梅雨時期の箱根、雨の箱根もなかなか(良い雰因気)です。
岸からのマス釣りシーズンも終わり、あの騒がしかったコイやフナのハタキ(産卵)も終わり、平穏な芦ノ湖に戻りました。
今日は朝から雨ですが、無風で湖面は穏やかなので釣りは楽しめそうです。ただマス釣りの常連さんはヘラブナ釣りを楽しんでいるご様子。そのヘラ釣りの「趣」が備わってない私からすると、ちょっと仲間外れ感がありますが、今日は一人でフカセのムーチングをする事にしました。「ムーチング」とは、活きた魚を餌にして大物を狙う釣りのことで、別名「泳がせ釣り」とも言います。

この手の釣りは、まずライブベイト(活き餌)の確保から始まります。
ここ芦ノ湖では、ライブベイトとしてオイカワやウグイなどの小魚釣りし、釣ったものをブクブクで活かしておきます。それを使って大物釣りへと展開していきます。これぞ食物連鎖の釣り・・・果たしてどんな魚が掛るだろうか?とても楽しみです。

早速、一流し目ですぐに反応がでました!
まず、ゆったり泳がせている魚が、急に動きが慌しくなりアチコチに逃げ惑います。これは、その真下で大型魚に狙われていることを意味しており、その緊迫した様子は、ライン(釣糸)を通じて、私の手元にまで伝わってきます。
そして大型魚がガブッと食いつくと、弛んだラインが一気にピンと張り詰め、それが「重み」として竿先に伝わります。手持ちの竿に “ググ” っと強い感触が伝わり、ラインがスルスルと出て行きます。アワせをしてみるとシッカリ重みが乗り、「おっ何か掛かった」と気持ちが弾むも、竿は大きな弧を描いたままピクリとも動かないので「こりゃ根に潜ぐられたかな~」と苦笑い。

ただその様子を傍から見ると、竿がシッカリ曲がっている状態ですので、それが魚なのか…? 地球なのか…? なんて誰もが知る由もなく、周囲の観光客たちにとって格好の標的に。それを一目見てやろうと観光客たちがジワジワ近づいてきます…。
私は「魚じゃない!」「根掛りだ!」と手を大きく振ったり、手で「×バツ」をしたりして、魚が掛かってないことを必死にアピールして見物客を散らします。これぞ箱根芦ノ湖の岸釣り!観光地ならではの釣りです。

観光客が散ったので、気を取り直して渋々ラインを手繰ると・・・
ズズッ、ズルッ・・・と鈍くライン出ていくので、やはり何か魚が掛っている様子。その時、ラインの延長上の沖で豪快なエラ洗いをしたのを見て “巨大ブラックバス” と判明!ここで初めて事の重大さに気づきました。

その後が大変!エライこっちゃです。
豪快なエラ洗いを繰り返すわ・・水草の群生に突っ込むわ・・枝に絡むわ・・桟橋に逃げるわ・・、ラインを出されては巻いての攻防を繰り返します。流石に長生きしているだけあって逃げる術を熟知しているようで、最後の最後まで巨大ブラックバスの名に相応しい抵抗を見せてくれました。
最終的には、バスを釣っているのか? 水草の塊を釣っているのか? これでもかと言わんばかりに絡みついた枝や水草を一つづつ丁寧に取除き、やっと露わになった巨体。モノサシと手秤を取り出したのは何年ぶりだろうか、計測すると釣人生初の60cm超のブラックバスでした。
過去に50㎝を超えるブラックバスを上げた経験はありますが、60㎝級となると全くの別物に見えます(イメージ的には、それよりも2回り、いや3回り違うかもしれません)。
撮影後、速やかにリリース、湖にお帰り頂きました。

釣ってストックしておいたオイカワはお持帰り、から揚げにして美味しく食しました。
芦ノ湖にはオイカワやウグイなどコイ科の魚も多数おり、私にとっては名脇役ながらも欠かせない存在です。特にお客様を相手する時は、オイカワの唐揚げも料理メニューに加えると「これは旨い!」と口を揃えていいます。オイカワは誰もが馴染のある魚ですが、料理して食べるのは初めてみたいです。

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夏至も近い5月下旬。芦ノ湖地区の日出時刻は4時30分頃なので、その1時間前(3時半)から釣りを開始することができます(芦ノ湖漁協の規定上)。特にオフ期は3~4時間もあれば十分なので、7~8時頃には終了します。わたし一人の釣行時はそのまま下山して鎌倉に帰りますが、お客様を相手している時は「釣り+箱根観光+温泉」を組合せることが多いです。ここは大涌谷にある硫黄の採掘場で生物を寄せ付けない異次元な世界。ロープウェイや高台から望むその光景は圧巻そのもので、まるで地球外にいるような錯覚に陥ります。

★究極の魚料理シリーズ★ 釣ったサクラマスで棒寿司を作る(箱根芦ノ湖)

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朝霧が残る静穏な芦ノ湖畔はいつ見ても美しい(5時AM)。

毎年の事ですが、芦ノ湖のサクラマス釣りはその年ごとに傾向があり、手をかえ品をかえ何とかサクラマスを手にできるように頑張ってます。
そもそも「サクラマス釣り」は「出会い系の」要素が非常に強く(特に河川では、遡上のタイミングが合わない限りは全くカスリもしないので尚更)、それ故  “難易度が高い釣り” と祀り上げるイメージがありますが、ズバリそれは間違っています。
そもそもサクラマスは非常に貪欲な性格で食いしん坊、目の前に餌さえがあれば貪欲に喰ってくるタイプなので、どの回遊コースと水深に仕掛けを流すか? が、この釣りの最大の肝になります。勿論、それをやり続ける根気は必要となりますが、その読みが見事的中すると丸々した銀白色の魚体を手にする事ができます。

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そんな愛してやまないサクラマス釣りですが、私をそこまでさせるのは何といってもサクラマスの旨さにあります。特に春~初夏の時期のサクラマスの味は格別に旨く、それは産卵で接岸した大量のワカサギを飽食し体を太らせているからです。

そこで、私がよく作る美味しいサクラマス料理をいくつか紹介したいと思います。

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★お刺身 
一般的には、海産サケマス(遡上モノ含む)はアニサキスなどの寄生虫がいるので生食は避けますが、芦ノ湖などの陸封の閉鎖水域で育った陸封サクラマスは刺身で食べることができます。それはアニサキスの由来しない餌(芦ノ湖ではワカサギを示します)を食べて育っているからで、これらは寄生虫の心配がなく「刺身」として食べる事ができます。
釣ったらすぐに〆て適切な処理をします。その日に刺身にして食べてもよいですが、一晩~二晩寝かせると旨みが増しより美味しくなります。
シンプルに醤油とワサビだけでもOK。ちょっと洋風にしたければ、胡椒・香草・ケーパース・岩塩・レモン・オリーブ油をかけてカルパッチョ風にしてもOK。それが面倒な人はクレイジーソルトをそのまま振りかけるだけでもOK、素材が良いので何をやっても美味しく頂けます。お酒がよくススムと思います(※私はお酒が吞めませんが)!

★塩焼き・カマとカブト焼き 
王道の塩焼き、その中で私がおススメしたいのはこのサクラマスのカブト焼きです(頭だけでなくカマも含めたら尚ヨシです!)。これは究極の絶品であり、釣った人の特権ともいえるでしょう。頭はほぼ軟骨で出来ているし、カマも薄い骨が殆どなので、これを塩焼きにすると柔らかくなり9割以上が食べれてしまいます。サクラマスの脂はとても旨くコクがあり、お酒がよくススムと思います(※私はお酒が吞めませんが)!

★豪快なマス寿司(棒寿司) 
これはサクラマスの半身を惜しみなく使い、棒寿司に仕上げたものです。作り方は簡単!しめ鯖と同じ要領で、3枚に下ろし、小骨を取り除きます。切身をベタ塩で脱水し、最後に酢(酢+砂糖+塩+ミリンorお酒)で締めるだけです。漬ける時間はお好みで・・・(私は浅漬けを好みます)。それを巻き簀(まきす)で巻いて、その状態のまま一晩寝かせます。これで究極のマス寿司が完成です。これもお酒がよくススムと思います(※私はお酒が吞めませんが)!

★芦ノ湖の釣り★ 回遊性の大型ブラウントラウト(希少個体)

  • 2010/05/03 19:36
  • カテゴリー:芦ノ湖

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 ブラウントラウトの性格を述べると・・

警戒心が強く、常に疑心を抱きながらも、一度食べると決心したらその捕食は豪快そのもの。“繊細”と“豪快”さの両面を兼ね備え、血液型で例えるならまさに知性的なAB型の気質の持ち主といえよう。
ここ芦ノ湖では、幼魚~成魚ブラウントラウトが放流されており(その年ごとの放流事情にもよります)、その中には稚魚や若魚から生き延び、完全に野生化した回遊性のブラウントラウトも生息しております。ここで書く「回遊性(ちょっと降海型)」とは、銀毛化しかかっている個体を示しております(※湖でも、海と間違えて銀毛化する個体もいる)。

その姿はまるで弾丸のような体つきで太い、遊泳力があり、眼がよく、賢い、そして用心深いときた。何も気配のない湖面に突如現れ、一瞬で餌やルアーを見極め、もし僅かな疑いでも感じようなら もう二度とその場には現れることはない。未練を一切残すことなく消え去る回遊性ブラウントラウト・・いつもそこに残るのは、私の敗北、脱力感、後悔、そして治まらない手の震えだけ。道具云々とか・・、技術云々とか・・、経験値云々とか・・、もうそんな次元ではない。この出会いは1シーズン必死に通い続けて一度あるか否かで、たとえあったとしてもほんの一瞬の出来事!もうこればかりは成す術がなく一期一会のようです。

この回遊性の大型ブラウントラウトを釣ることは、「芦ノ湖フィッシングにおける最難関」と言っても決して過言ではないでしょう。芦ノ湖の釣りをよく知る者は、誰もが苦い経験するのではないだろうかと思います。

そんな芦ノ湖の釣りで、私の強い味方になってくれるのは「風」です。
芦ノ湖に通う方なら誰もが参考にする重要ファクターの1つで、その風ひとつで良くも悪くも状況を変え、時には気難しいトラウトの警戒心を解いてくれる時があるからです。
もちろん、暴風になってしまえば私に釣りすらさせてくれませんので、そのギリギリの境目でどこまでちゃんと「釣り」をしている状態にもっていけるか、これがこの釣りの最大の肝となります。
あとはそれを繰り返し行い、出会いのチャンスを待つ他ないのです。

特にショア・フィッシング(岸からの狙う釣り)場合、場所や攻め方が限定されているので、各々の持論や技量度云々を語るよりも、「マスにとって良い状況の時にその場に居るか否か」が最大の肝になると思います。この釣りで肝に銘じとかなければいけないのは、「主導権は常にマスと自然側にある」ということです。

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そんな回遊性の大型ブラウントラウトが現れる条件はというと、いつも決まって同じ。
まずは曇天、そして強い「向風」が吹きつけ、暗黒な湖面には三角波が立ち、今にも波頭が砕けそうな状況です。吹き付ける向風の中での釣りは、苦戦を強いられますがこの時がトラウトの警戒を解きまさにベストチャンスといえます。荒れ狂った湖面に突如水柱が立ち、ワカサギ群れがパニックを起こし逃げ惑いアチコチに飛び跳ねます。そう、その真下には捕食スイッチが入り興奮したブラウンが目を光らせているのです。その体色はより色調が強くなり、暗黒な湖面に黄金色の魚体がクッキリと浮び上がり、その泳ぎは「早く」「鋭く」、そして「大胆」になります。

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そして2010年5月、私が芦ノ湖に通い続けてから8年が経ち、やっとのことで釣れた貴重な1本!全てが報われた瞬間でした。
勿論マグレですし、サイズに関しても決して記録モノではありませんが、豊満な弾丸ボディーにはブラウンの代名詞である黒点と僅かな朱点をちりばめ、目元にはエメラルドグリーンのアイシャドーをキメた極美の雄ブラウンでした。

因みに、これは釣ったばかりの写真。鱗はまるで金箔と銀箔を貼ったような美しさですが、時間が経つにつれ見るみるうちに全身が暗色に色褪せ、ひとつの “生” が終わりました。この天然色は儚く有限の美であることを教えてくれました。

私は食べる為にキープする主義ですが、無駄には取らない(釣らない)主義でもあります。
私の経験上、この様子だとまだまだ釣れそうな雰因気ですが、今日はこの1本で十分!午前7時すぎには納竿となりました。丁寧にクリーニング(下処理)を施し、キンキンに氷詰めして下山となりました。

分厚い胴体は、普段からワカサギを飽食している証。腹を裂くと、なんと胃袋からは15尾のワカサギが出てきました。そしてこの「16尾目の捕食」がこのブラウンと私の運命を180度に分けてしまったようです。

身はキレイなオレンジ色で、皮下には分厚い脂肪を蓄えておりました。
身質をみると、やっぱりアトランティックサーモン側に近いことが分かります。刺身、塩焼き、お寿司、そしてスモークにも・・、脂が甘くコクがありこの上ない極上のブラウントラウトを堪能することができました。

★珍現象★ 特大ブラックバスだけが釣れる日(in 箱根・芦ノ湖)

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毎年芦ノ湖でマス釣りをしておりますが「マス」ではなく大きな「ブラックバス(オオクチバス)」だけが立て続けに釣れる時があります。時期はコイやヘラブナのハタキ(産卵)で湖面が騒がしくなる頃ですが、時には巨鯉も掛かってしまう時もあります。この鯉は90cmを超えてますが、ここ芦ノ湖ではまだまだ序の口サイズ、時には軽~くメーター超えの怪物サイズも目撃します(ノッコミ時期で産卵間近である為、速やかに湖にお帰り頂きました)。

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さすがに60cmを超えるブラックバスを釣った経験はありませんが、それでも55cmを堂々と超え60cmまであと一歩!という個体が目立ちます。この大型ラッシュは1週間ほど続くのですが、これはこの場所だけかなと思いきや、どこのボート屋でも大物ラッシュで沸いているので全体的にそういう状況のようです。

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自作ルアーで狙う!芦ノ湖のサクラマス釣り(結果だけでなくプロセスも楽しむ)編

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芦ノ湖周辺でツクシが見られ、マメザクラが咲き始める頃、私の芦ノ湖マス釣りシーズンが始まります。本当は3月から解禁なので3月~がベストシーズン…という解釈でよいのですが、解禁当初の芦ノ湖は真冬のように寒いです。なので、私は人より遅めのスタートでノンビリ芦ノ湖を楽しんでおります。また時間帯においても、サクラマスは回遊魚なので早朝に攻めるから良いという訳ではなく、朝・昼・夕、いつどんな状況で掛るのか分からないのが特徴です。そのアタリをジッ~と待ちながら釣りをするのが私の性に合っているのか、この待ち時間がとても好きです。
芦ノ湖のサクラマスは単独で回遊するのか? それとも群で回遊するのか? は定かではありませんが、時には2本の竿に同時に掛る場合もあるので、おそらく単独~小規模な群れで回っているのかもしれませんね。

私の趣味で “自作ルアー作り” などもしております。
水牛の角1本から、カットして・・、研磨機(グラインダー)で形成して・・、粗削りして・・、研磨して・・、必要に応じてアルミ箔や魚皮を貼ったりして、やっとのことで1本のルアーが出来上がります。天然素材でかつ手作りなので、同じもの2つとできません。それ故にバラつきは多く、仮に10個作っても、成功したと思えるのは(よい泳ぎをするのは)たった1割程度(1~2個)なのかもしれません。でもそんな採算性なんてどうでもいいのです。

自分でルアー作って、それで魚を釣って、それを美味しく食して、
自然と魚相手なので、必ずしも全てが達成されるわけではありません。 しかし、釣果だけにとらわれることなく、この一連のプロセスを楽しめるのも、釣りの面白いところであり、これぞ釣りの真骨頂であると私は思っております。自然から学ぶことが多いのです。

変な言い方ですが、
手作りの自作ルアーというのは、案外(自分が思っている以上に)に良く釣れることが分かります。特に芦ノ湖に通う方は、プロアマ問わず自作ハンドメイドルアーを持っている方が結構多く、それでよく釣れることを理解しております。たとえルアーでなくても、フライを用いたトローリング(ハーリングといいます)でも良く釣れますので、もしボートに乗った際には、チャレンジしてみるとよいでしょう。

★芦ノ湖の釣り★ 10回足を運ぶと1回ぐらいいい事ある(かも?)

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芦ノ湖の釣りにおいて、晴天すぎて(もしくは荒天過ぎて)全く釣りにならない時があり、そういう時は早上がりします。片付けの際、荷物を車に積込むために、一時的にその場を離れるのですが「万が一、魚が掛かっているかも」・・・を想定し、竿をロープに繋いではおきます(一応ね)。
そして帰り身支度を終え、最後の竿を引取りに戻る私、もうそこには “釣人” としてのオーラは微塵もありません。釣り番組のような「最後にドラマチックな展開が!」・・・という展開は殆どなく、大抵は何も起こりません。
しかし、長年この釣りをやってて、10回ぐらい足を運ぶと1回ぐらいはその “万が一” の事が起きてしまう事があります。

もちろん、芦ノ湖記録を覆すには程遠いサイズですが、時にはこんな野生化したキレイな大型ニジマスやサクラマスが釣れるのも芦ノ湖の魅力です。
私の経験値をもって予想できるのは40%程度、あとの60%は何が起こるか予想つきません。
正直言って私の勘なんて全くアテにならないし、その予想とは正反対の結果になる場合も多々あります。まずはその土俵に立っている事が大前提ですが、そういう予期せぬ要素があるからこそ “釣り” は奥深くて面白さなのかもしれませんね。

★芦ノ湖の釣り★ 2尺ヤマメ(サクラマス)を狙う

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今期シーズンは例年よりもワカサギの接岸が多く、遊覧船の行き来で大きな波がくるとワカサギがちらほら打上がるほど。そうなるとサクラマスも浅場を回遊し、運良くば姿だけでなく捕食シーンも目の当たりする事もできます。普段は地味で根気を要する釣りですが、この時ばかりはエキサイティングな釣りになります。

釣れば大歓迎なサクラマスですが、特に極太な個体が釣れた時は嬉しいですね。サクラマスを手にするまでは、ニジマス、ブラウン、イワナといった嬉しい外道も手にしますが、この時期のマス達はワカサギを飽食して体が太っているので、どの個体も格別に美味しいです。

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▲2尺ヤマメとも呼ばれるサクラマス。 “読み” が当たれば、こんな奇跡も(希にあるかも)。

そんな愛してやまないサクラマス釣りですが、通ったから釣れる訳でもなく、頑張ったからって釣れる訳でもない、だからと言って経験や理屈がものを言う訳でもなく、祈っても釣れる訳でもない・・・。「それじゃあ、釣れる要素がないじゃん」っと思いきや、前ぶれもなく簡単に釣れてしまう時もあり、私のモチベーションを生かすも殺すもサクラマス次第、ちょっと大袈裟ですが生殺与奪の権利をサクラマスに握られているのです。そんな気まぐれに翻弄されながらも毎回ドキドキな釣をしております。要は「自然相手は時の運」と「通ってナンボ」という事ですね。このアフターありきが私の原動力になっております。

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