芦ノ湖のルアー釣り(岸釣り編)
芦ノ湖マス釣りで活躍しているルアー達(マスの餌となるワカサギに似せたものが多い)。
特に「スプーン」に関しては、これだけ数があっても種類はたった2種類だけに統一されている。
ここでは、10年選手なんてまだまだ新人で、主に20年選手がスタメンとして活躍、中には30年選手(昭和のルアー)も待機してて、いつでも出場できるチャンスを伺かがっている。
もちろん、このルアーは「魚を釣る為のもの」ですが、その前に「私がこのルアーに釣られていた」ことに(今になって)気づいた・・。
さて、
芦ノ湖のトラウトフィッシングにおいて「岸釣りピーク時期は?」と聞かれたら私はこう答えます。
それはズバリ 「春のワカサギ接岸がピークになる頃」 です。
ワカサギは産卵を目的に接岸するのですが、条件が良い時はワカサギが大群を成して泳いでいる姿を目視する事ができます。
このように岸辺にワカサギがいっぱい泳いでいるのを確認できればいいですが、天候や状況により、必ずしもその限りではありません。そのような場合は、沖に出ているボートの状況も併せて確認してみます。ワカサギの接岸数の増加するとボートよりも、岸側での釣果が目立つので、これも一つの指標にするといいでしょう。
実際、この時にボート釣師の方に魚探でチェックしてもらうと、沖で確認できるワカサギの群れは日々どんどん減っているそうで、これはワカサギが岸側に推移してて、マスもそれを追っている事が裏付けられます。
またトラウトは “偏食傾向” がありますので、このワカサギの接岸時期におけるルアーの選択は、やはり「ワカサギ」に限定されます。表層を横泳ぎにフラフラ~とさせたり、逃げ惑う様子を演出したり、瀕死のワカサギを演出するために何かしら工夫する必要がありますが、そうするとマスの反応は格段と良くなります。更に最近のルアーの中には、三日月型に湾曲している左右非対称型のミノーも開発され、竿先をチョンチョンするだけで瀕死のワカサギを演出してくれる優れモノもあります。
ただルアーに関しては、どれが良い悪いを無理に決めつける必要はなく、ワカサギの様子やその時その時期の状況に応じていれば、あとは皆さんの使い慣れたルアーで(状況に応じたルアー操作と演出ができれば)良いのではないかと思います。
岸からのキャスティングの場合、場所や攻め方が限定されているので、各々の持論や技量度云々を語るよりも、マスにとって良い状況の時にその場に居るか否かが、最大の肝になると思います。
水温が10℃を超えるとブラックバスも活発になってきます。そして20℃を超えるとブラックバスが主なターゲットになるでしょう。トラウト釣りにおいては、このバスは外道(※)になりますが、時には50センチを超えるランカーバスが掛かることもあります。
※)外道(げどう)とは、
本来狙っている魚に対して、そうでない魚が釣れる事をいいますが、たとえそれが本命以上の嬉しい魚であっても外道は外道となります(どんな釣りにおいても誰もが経験されていると思います)。