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フィッシュナビのブログでは、私と出会う魚や生物、そして鎌倉の身近な自然と季節を日常生活に交えて記事にしております。
普段そこにいる誰もが目にする光景ながらも、(当たり前すぎて)見過ごしがちな素朴なネタを見つけ、そこに秘めた魅力を浮き彫りにしていきたいと思います。自然や魚が相手なので記事の更新は気まぐれ!でもコツコツ地道に発信していきますので、読んでくださった皆様にとって何らかの情報になれば幸いです(月に1回/毎月1日に更新します!)。
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★今月の1枚(2025年5月号)~海のフォアグラ(あん肝)~

  • 2025/05/01 22:02
  • カテゴリー:日記

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「あん肝」とはアンコウの肝臓のこと。深海に生息するアンコウの肝はよく肥えており、その味は究極の美味!濃厚で滑らかな食感であることから、別名「海のフォアグラ」とも呼ばれています。

そんな高級食材の「あん肝」をふんだんに堪能できるチャンスが年に1回あります。
それはまさに今(4月と5月)で、この時期に魚屋さんに行くと、多くの「あん肝」しかも「国産」が安く出回っているのを目にするからです。では何故この時期なのか? そのカラクリをご説明しましょう。

もともと冬が旬のアンコウ、鍋料理にもってこいの具材として需要が高まるので、当然ながらそれに付随する「あん肝」の価格も高騰します。
もちろん魚屋さんに行けばアンコウは売っていますが、大抵は「鍋用(7つ道具※)」として小分けされ、そこに肝がちょこんと添えてある程度だと思われます。

※)7つ道具
アンコウは歩留まりが非常によく「ほぼ全身が可食部」といってよい。
そのため「身」や「肝」だけでなく「卵巣」「エラ」「ヒレ」「皮」「胃袋」の計7部位の独特な食感を楽しむことができ、これらを称して「七つ道具」と呼ぶ。


よって、冬のピークシーズンに(料理人や業者でもない)私のような一般人が、特大サイズのあん肝(=特大アンコウまるごと一匹)をゲットすることは難しく、もし買えたとしても相当な出費を覚悟しなければなりません。

ところが「春」になると状況は一変します。
暖かくなると鍋料理をする機会が減りますので、それに付随してアンコウの需要もなくなりつつあります。
一方、4月5月もアンコウ漁が続き、たくさんの大きなアンコウが水揚げされますが(先に述べた理由で)その価格は一気に下がります。
まさにこのタイミングが狙い目なのです。

あれだけ高嶺の花であった「あん肝」が、この時期だけ、私たちの手に届く存在になります。
では、肝心な価格はというと、イメージ的には「ちょっといい国産鳥モモ肉」を買うぐらいの感覚でイケると思います。
私の過去の購入履歴をみると、小サイズ(4人前)=1000円、中サイズ(7人前)=2000円、特大サイズ(10人前)=3000円ぐらいです(量り売りなのでサイズにより値段はマチマチ)。
もし興味ある方は、最寄りの魚屋さんに足繁く通ってみるのもヨシ、魚屋さんに相談してみるのもヨシ、何かしらのアクションを起こせば、比較的簡単にゲットできるはずです。

アンコウのその後・・・
アンコウは春~夏に向けて産卵期に入るので、資源保護のためアンコウ漁も終わりを告げます(産卵期のアンコウは身が痩せて味が落ちるので食には不向きです)。そして産卵が終わると深場へと帰っていきます。

<肝料理の心得>
肝は新鮮でないと、どんな料理にしても美味しくありません。
ます新鮮なあん肝をゲットしたらすぐに下処理を実践します。1)塩水でよく洗い血を抜く、2)塩で余分な水分を抜く、3)たっぷりの日本酒に浸す。それで下ごしらえ完了!それを基に各料理へ展開していきます。どんな料理にしても美味しい素材なので、思う存分にご堪能ください。

そんな私も「あん肝」を思う存分に堪能した一人です。
私がトライしたあん肝料理は、当サイト「釣魚料理館(1ページ)」に載せておりますので、もし料理でお困りの方はご参考ください。
また「こんな料理が美味しいよ~」などございましたら、是非ともお聞かせくださいね。

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