★鎌倉淡水魚紀行★(砂押川編)~魚映え(さかなばえ)~
- 2021/10/08 14:16
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川魚(カワムツ)とリング。水面に落ちた虫を食べた時にできる波紋。幻想的な光景でも、タネを明かしてしまえば、カンタンな1ショットです。
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鎌倉も秋の行楽シーズンに入りました。カメラ片手に自然散策を楽しむ姿に改めて鎌倉には自然好きな方が多いことを実感します。鎌倉の四季を表現する方法は、十人十色で様々ですが、共通して言えることは、身近な自然を寄せ集め、それを自分流に創作するところにあります。私のお魚撮影もその一つで、「誰もが見過ごす小さな発見」をテーマに、創意工夫して表現するところに楽しさを見出しております。そこで、今回は「魚映え」と称し、私の観察視点からみた「川魚の撮影ハウツー」を皆さんにシェアいたします。
まず、魚を撮影する上で困ったことがあります。それは、水面が反射してうまく撮らせてくれないことでした。どうしたらよいものかと足繁く通った結果、どうやら「太陽が高い位置にある時間帯」を狙うと、水面が反射することなく魚がキレイに撮れることが分かりました。
そして、その際にできる波紋や影も重要な役割をしており、これらを有効活用することで水中を舞う魚を引き立ててくれるのです(※私はシャッター押すだけ、演出は自然任せ)。
これから秋が深まるにつれ、アユは海へ下ってしまいますが、河川居残り組のオイカワやカワムツたちが皆さんをお出迎えしてくれることでしょう。もし興味がございましたら、是非チャレンジしてみてください。