ナマズ料理(芦ノ湖産) ~トラウト釣りシーズンの終わりを告げるモエビとナマズ~
- 2010/06/04 18:28
- カテゴリー:芦ノ湖
箱根山間部が青々しもう初夏の陽気。
ワカサギの接岸が終わり、ワカサギの唐揚げにモエビが混ざると、いよいよ(私がやっている)芦ノ湖のトラウト釣りシーズンが終わりになります。
それは水温が15℃を超え20℃近くになるとモエビが大発生、湖岸で身を潜めていたチチブ(ハゼの仲間)も姿を見せ、浅場ではコイやブラックバス、そしてナマズの姿が目立つようになりました。
もともと高水温を嫌うトラウト達は深場に逃げてしまうので、岸からのマス釣りはこれで一旦終了します。
そんなシーズン最後に竿を曲げたのは60センチはありそうな見事な大ナマズでした。
一旦針に掛ると、全身を使って渾身の力で大暴れするのがナマズの特徴。そんなナマズの暴力的な引きに苦戦しながらも、やっとの事でタモに納める事ができました(これはお持帰用でキープ)。
ナマズの見かけはグロテスクで暗色ですが、捌くとキレイな白身の持ち主で、脂身(あぶらみ)が黄色いのが特徴です。
このナマズ開きを蒲焼にしてみました(関西風)。ここでいう関西風とは「背開き+焼き」を意味してます(因みに関東風は、背開き→蒸し→焼きの行程になります)
「見かけからして、いかにもウナギに似ているのかな?」とよくご質問受けますが、ズバリ違います。食に関していえば、味も食感も「ウナギとは全く別物」で、味はタンパクで、身質はとてもシッカリ、食感もパサパサ感があります。そして特徴的なのは皮、まるでゴムのように固くなりますので、下処理の際には皮を剥ぎ、「焼き」よりも「揚げ」で調理する方が美味しく頂けます。