★真冬の鎌倉を楽しむ★ 魚の干物作り(自家製)
- 2017/01/20 18:26
- カテゴリー:日記
今日は大寒!暦の上では最も寒い日にあたります。
そんな寒い冬の楽しみといえば “魚の干物作り” です。大寒となれば寒いの一言に尽きますが、この冷たく乾燥した寒風は干物をより一層美味ししくてくれます。
ただ無理に高級魚や大衆魚を揃える必要はなく、新鮮であれば知名度のない魚でも全然OKです。これは、見かけはホウボウにそっくりですが「カナガシラ」とういいます。50匹で1,200円也!マヌケな顔ですが金頭(カナガシラ)という名のごとく頭の骨はとても固く、棘が出ているので気を抜くと手指を擦ったり刺さったり…50本やっつけ終わる頃には手指には小傷が絶えず地味に痛いです。しかしこの美味しそうなプリプリな白身を見ると、今までの苦労を忘れさせてくれます。
これで10日分のつもりで作りましたが、一度食べたら手が止まらず3日で完食。保存食にならず…。
そしてもう一つの食材はヤナギガレイです。
このカレイは深場の海域に生息しているので、釣りの対象魚にはなりませんが、魚屋では比較的よく見かけるポピュラーな魚です。
このヤナギガレイを見ていつも思うのですが、見かけはパッとしなく地味で細身な容姿ながら、干物にすると「超」がつくほど旨い!まさに真の実力派といえる魚です。特に冬の子持ちヤナギガレイは絶品そのもので、もし魚屋に鮮度の良いものが売っていたらそれは間違いなく “買い” です。
エラ・ワタはキレイに取除き、オレンジ色の卵だけ残しておきます。それを適度な塩水に漬けてあとは寒風に晒すだけ、これで極上の干物が出来上がります。